2023/11/8 世代交代ストーリーの演出

 最近と言って結構経つのだが、安芸高田氏の石丸市長関連のユーチューブをよく見る。

 切り抜きと言うか編集版は動画を上げている人のクオリティと目的が偏っているので余り見ずに、市がアップしている物を基本的に見る。

 まぁ市がアップしているからと言って偏っていないとは言えないのだが。

 各論見ていくと、実は子供の喧嘩に近いと言うか、お互いに対する敬意がなさ過ぎてどうしようもないのだが、それを分かっていて話題性として計算している市長と、本気で振り回されている市議と、どうしようもなくレベルの差を感じてしまうが、そのレベル差を理解しながら年配者を馬鹿にする市長をやはり好きにもなれない。よくよく聞いていると話しを自分の都合のいいようにすり替えていたりするし、多分市長はそれを分かっているやっているし。

 まぁそれはそれとして、私は間違いなく市長に投票するけれど。

 とにかく、この話題性は他県の話し、私の地元の話しではないが、政治に関してここまで関心を呼べるというのはすごい事だし、私の地元も過疎化が進んでいるので、他人事ではないとも思える。

 私は中年で、年配の方と若者との間にいる。年配と呼ばれるまでにはまだ10年以上あると思う。

 父と話しているとよく思うが、一世代間で感覚の違いは結構大きい。当たり前が違う。安芸高田の市議会を見ていても思うが、年配の市議の意見は理解が出来ない事が多い。

 でも、実際住んでいる人の割合として年配の方が多いのであれば、その方々の良いようにする、と言うのは間違えではないようにも思える。彼らの街なのだから、彼らのいいようにすればいい。若者が減れば町としての未来は暗いかも知れないが、自分たちがいなくなったとの事を考えるか考えないかも、彼らの好きにすればいい。

 市の事を考えて変化しようとするのは大変だと思う。年をとればとるほど変化が出来なくなるのは理解できる。

 私たちは変化したくない。衰退してもいいから近所が平和であればいい。

 それも選択である。最大多数の最大幸福の理論で言えば幸福度が増す話しでもある。まぁ結果として健康的ではないかもしれないけれど。

 健康的と言う意味では、お年寄り世代そのものに対して変化が主題の政治と言う舞台にはそぐわないとやはり思う。当然、出来る人もいるだろうが、そりゃ難しいよな、と思う。それはきっと国政にも言えるのだろうが。

 高齢化した地域において民意に任せるのが正しいとも思えない。その環境の多数決はさっきと同じ話になる。イギリスのEU脱退は高齢者によって起き、それがイギリスの未来にとってプラスではないと、私は思っている。

 だから、石丸市長は市議を若返らせたいだろうし、その為には古い方々に退席いただかなくてはいけない、多分、市長は対立している市議等に対して大きな感情はないのではないだろうか、席を空けて欲しいから隙がある人の隙をついているだけのようにも思える。

 そして席が空いてもそこにまた同じような方が座っては意味がないので、若い人に立候補してもらわなければいけない、そしてその人が当選できるよう若い人の投票率を上げなければいけない。

 その為には、過激であっても話題性を持って知ってもらう事、意見を持ってもらう事。その為にはツールもXやユーチューブを使って、勧善懲悪的なシナリオに誘導して舞台を演じている。…様に見える、と言うだけの話しなのだけれど。

 推理小説みたいで面白いな、と他人事のように思ってはいけないのだが、色々教訓にもなって、やはり、面白い、と思ってしまう。

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