3 2019/1/29 回顧録2

また、徒然に思った事を書いて行くことにした。

思いついた時に、思いついた事を。

仕事で電話を使う事が多くなるなと思いながら新宿を歩いていた。イヤホンで音楽を聴きながら。

ふと、コードレスのイヤホンを付けている人が増えていることに気がつく。今まではなくしそう位にしか思っていなかったのだが、その内付けているか分からないくらいの、もしかすると耳に埋め込むくらいになるのかな、と思うと、世界はそんな事でも色々変わるな、と感じる。

自分は話しかけているつもりでも相手は違うものを聞いていたりするのかな、と。イヤホンだけでなく、目もそうなったら、現実では同じ場所にいても、同じ音は聞いておらず、同じ光景を見てはいない、と言うことになる。

暇な光景、しょうもない雑音でも、共有出来なくなることに何となく寂しさを感じる。隣にいても意識しなくては近くにあれない世界。

でも多分、それは感覚が違うのだろう。遠くの人と近くなる、共有できるようになる。人のキャパは大して変わらないのだから、感じる大きさもさほど変わらない、何処から、が違うだけだ。

便利だ、と思いつつ、単純にどうしようもなく、嫌悪感も感じる。

身近な大切な人を置き去りにしてしまう人が増えて行きそうで。繋がっていない人と、繋がっていると、勘違いしてしまいそうで。

当然、スマートな人は上手く取り入れて行くのだろう。活用して行くのだろう。

問題は、そうではない人達だ。踊らされ、舞い上がり、勘違いをして笑ってしまう人だ。

どんどん難しい世の中になる。情報はいくらでもある分、選べない人は取り残される。技術も進んでいくが、使う方向はやはり使う人次第で、差はどんどん開いて行く。恐ろしくもある。

子供達は、そんな世界で、どうやって人と繋がって行くのだろう。

人は繋がらなければならない、という私の大前提で話しているのだが。そして、なんて言いながら、私もイヤホンで音楽を聴きながら、1人の世界で通勤していたのだが…。

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