祭りの最終日、子供達が2人だけで東京に旅立つ。
と言って、向こうでは試験を終えた妻が待っているのだから本当に大したものではないのだが、ホームまで見送り、新幹線に2人が乗り込み、窓から覗き込むと近いけれど声の届かない2人が笑顔で手を振っているのを見ると、成長に嬉しくなる。
けれど、一旦走り出してしまうと、すっとすごいスピードで離れていってしまうものだから、やはり切なくなる。
本当に、すごいスピードで、離れていく。その光景はまたいつか見る光景で、その時は、せめて妻と2人で居たいと思う。行ったね、と、分かち合える相手はせめて、欲しいものだ。
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