今年で43…44?になって、気が付く。
やばい。子供達や、後に続く若者たちに何か伝えたいという思いは人一倍大きいのに、やばい、自分の中に伝える価値のあるものが見当たらない。
妻のような強い信念もない、突出した才能もない、ピシッと芯の通った生き様もない。今の自分に後悔もないので俺のようになるなとまでは思わないが、ペラッペラの誰でも思いつくアドバイス位しかネタがない。
悲観しているのではない。ただ、その事実に気が付いて、びっくりした。笑っちゃう位に大したもん持っていなかった。
でもね、と考える。それならそれで、そういう役目でいいんだろう。
学生の頃、高校3年生だったか、自分の事を初心者用ケアマシンだと思ったことがある。今思えば、四半世紀前から気づいていたじゃないか。大きな傷は癒せないが、かすり傷が風に当たってひりひりするなら、絆創膏位にはなれる。その役割でも十分幸せじゃないかと。四半世紀前だって。自分で言って笑ってしまう。
後6年位で半世紀生きているんだよ。言い方一つで本当に印象が違う。
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