私も尊敬される人になりたいと思う。いい人でありたいと思うし、人に褒められるような、好かれるような人になりたいと思う。でも、そんな人間ではないと諦めてしまっている自分もいる。
誰かの心に残っていたいと思う。誰の心にも残っていない方が気が楽だと思う事もある。
愛を考えることがある。純粋な愛とは何か、哲学的に、思考する事もある。ただ存在するもので、頭で受け止めるものではないと感じている自分もいる。
家族を傷つける人を壊してしまいたくなる自分がいて、世界には許す人が少な過ぎると日々感じている。
幸せでいて、こんな自分が幸せでいいのかと首をかしげて、いつかしっぺ返しが来るのではと不安になってりもして、でも幸せでありたくて、その不安を拭うためには必死に生きればいいのだと思っている癖、毎日を気づけばただ消費している。
数え切れない矛盾を抱え、むしろ私の持ち合わせているもので矛盾していないものの方が少ないとさえ思える。
ねぇ、と語りかける。でも誰に語りかけているか分からない。
強いて言えば、大きな存在に。長男が1歳頃、抱きかかえて歩いていたいつもの散歩道、見上げて挨拶していた神社の大きな楠。そう言うものに語りかけている。
この世界は不完全で、完全で、すべてに価値があって、すべては無意味で。
雨の中、寒さを感じずに生きていきたい。
そんなことを想う。
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