19 2023/7/22 梅雨が明けた?

今日梅雨が明けたと言う。今年は雨量が多く、被害が出た地域もあり気持ちも晴れない日々が続いていて、我が家でも長男の受験や次男の思秋期思考が大いに渦巻いてかなりの量の雨が降り続けていたのだが、ともあれ、梅雨は終わった。

 妻は長男の受験に対しての考え方で大きな変化をした。変化が大きくて戸惑い、悩んでいた。

 そして、今日は晴天。

 夏休みに入ってもなんだかんだと学校がある次男はここぞとばかりに昨晩から庭にテントを張りプチソロキャンプを満喫している。今朝も早くに気持ちよく起きたのだろう、一人で買い出しに出て、昨晩と同じお手軽ホワイトシチューっぽいものを作って食べていた。

 9時半頃、私も起きだして起きた人用にチャーハンとスープを作り、洗濯機を動かしつつ午前中に庭仕事をと思い着替えに部屋に戻ると、妻と長男が寝室でごろごろしている。

 なんでうちの子たちはうちらの寝室でごろごろしようとするんだろう。

 でも確かに、夏らしい日差しに、鳥の声が風と共に流れ込む部屋は平和で、心地よかった。

 一緒にごろごろしようという誘惑を断腸の思いで断ち切り、作業着に着替えて汗だくで庭仕事をする。妻の部屋のベランダに侵入すようとする木蓮の枝もばっさばっさと切っていく。

 シャワーを浴びて戻ると妻は仕事をしていて、長男は勉強を始めるという。妻はそうだが、長男には期待を込めて、やる時はやる二人と言っておこう。ん?次男はどこ行った?テント?

 あまりに天気が良く、タイミングもいいのでお義母さんと義弟君も呼んでバーベキューをしようということになる。

 買い出しには妻と次男に行ってもらって、長男は勉強の後、嬉々として卓球に行く。

 残った次男とバーベキュー用の火を起こす。木炭のはじける音が懐かしい。

 妻と食材を切る。こんな平和な時間が今来るとは思っていなかったと話す。

 確かに。平和な日、平和な時間。

 そんな感傷に浸っているうちに長男も帰ってきてバーベキューがスタート。父ものそのそと現れる。お義母さん義弟君も合流。なんと丸ごとのスイカを持っている。スイカ割りがお勧めらしい。ちびちゃんたちにとお菓子も持ってきてくれる。

 長男はもう我が家で一番背が高く、次男も妻の身長を越している。いつ迄経ってもお義母さんにとって長男と次男はかわいいかわいいちびちゃんなのだろう。

 まったく面倒な奴らなのに、と思いながら、妻が結局、長男の進路に関して長男の笑顔を守りたい、それを第一にと考えを変えたのを思えば、変わらないかとも思う。

 暗くなる前にとスイカ割をする。前にしたのはいつぶりだかもう記憶にない位だが、孫二人はお義母さんの思惑通りご満悦でぶんぶん棒を振っている。

 妻が昔買ってやらずにしまい込んでいた花火を思い出して出してくる。手持ち花火だけして残った置き型花火。

 庭の端っこで火をつける。これも久々だと思う。

 夏を凝縮したような日、時間。夏の日差しの中、バーベキューをし、スイカを割って、花火を見る。終われば長男と次男はお義母さんに貰ったお菓子をつまみながら二人で久々のゲームをしてキャーキャー言っている。

 作っておいた水出しアイスコーヒーを飲みながら、そんは風景を少し眺めて風呂に入る。

 妻は明日に残したくないからと再度仕事に取り掛かる。

 しばらくすると次男はお休みといいまたテントに戻っていった。

 完璧な夏休み。

 梅雨が明けた。  きっとそうでしょう?

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